2015年12月10日

ブロンプトンで峠越え(1) 道明寺天満宮 ~ 竹之内街道


良い天気が続いていますが、なぜか走るモチベが湧かない。これではいかんと奮起して以前からぼんやりと計画していた竹之内(竹ノ内、竹内とも)街道を走ってみることにしました。恐らく今年最後のポタリングです。流石に写真が多すぎるので分割で行きます。


面白くもない市街地を無駄に走る気は毛頭ないので、これも一度行っておきたかった道明寺天満宮まで輪行することにしました。阿部野駅が近いのですが、人混みを嫌って一駅進んだこっちを選択‥‥が、これは大失敗。通過する準急や急行ばかりで、やっと来た各停は目的駅まで届かない始末。というわけで情けなくも阿部野まで電車で戻り急行に乗り直しました。


最初に乗った駅は河堀口と書いて「こぼれぐち」と読みます。冬なのにホームにはアイスの自販機しかありません。なのにペットボトル用のゴミ箱はあるという。


乗ってしまえば早いもので、道明寺駅到着。ゆっくり出たのでこの時点で午前10時。まずは道明寺天満宮を目指します。


駐車場から入った参道にて。まだ銀杏は健在です。


天神様に限らず、撫で牛はどこにでもありますねぇ。→ Wikipedia


本堂でお参りして、御朱印も頂きました。


神社の御朱印は淡泊なものが多いですが、ここは力強いですね。菅原大神!


道路を挟んで対面にある道明寺にもお参り。寺と神社がセットになっているところは結構ありますが、やはりここも元は一つで明治の神仏分離の際に分けられたそうです。


南下して(ここも東高野街道と言う名があります)行く途中、誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)にも寄り道。すぐそばに有名な応神天皇陵古墳がありますが、やはり応神天皇を祀る神社でした。


安産と厄除けがメインとか。後者だけ有り難く頂きます。


さらに南下して、竹之内街道との交差点に到着。石碑がなければ、どこにでもあるごく普通の交差点です。


ちょっと西にある白鳥神社にお参りしてから、本格的に竹之内街道を東へ。まずは太子町を目指します。今日はまだ何も食べてないので、そこで小休止しよう。


石川を越えます。


日を反射して光る川面と向こうを走る近鉄の車両がいい感じ。


竹之内街道は現在の国道166号線でもあるのですが、たまにこんな1車線しかない住宅街の小道と化すことがあります。ここは駒ヶ谷駅前です。


そこから間もないところに神社を見つけ、また寄り道。杜本神社です。


小高い丘の上にあるようです。え、まだあるの?(このすぐ向こうでした)


本殿。少ない平地を上手く活用してるなーと感心させられる神社でした。


自転車に戻り再び東を目指します。しばらく古い佇まいが続く道。


何度か小川(飛鳥川)を渡ります。写真では分かりづらいですが、錦鯉が泳いでました(中央右)。


平日の午前と言うこともあり、本当に静かです。


六枚橋東で国道から外れます。Google Mapsでは国道=街道になっていますが、ここにあったトップに載せた案内板を見ると、やはりこちらが竹ノ内街道のようです。のぼりも立ってますし。


そして、ここから上り坂が増えてきます。改めて写真で見ると結構な傾斜だった!?


正面は登録文化財に指定されている大道旧山本家住宅の入口。特定月の土日祝日だけ公開しているみたいです(入場料100円)。


道の駅到着。一気に上りきって流石に疲れたので、ここで休むことにします。結局、食べられそうなところは全然ありませんでしたし。


この手にはお馴染みの現地名産直売所。今はミカンと里芋が旬ですか。


干しずいきが売られてました。昔の人はこれで縄を編んで、いざというときの非常食にしたのだそうですね。こういった街道、峠越えでは重宝したのかも知れません。


とりあえず、売店で売っていた菓子パンとコーヒーで腹ごしらえ。丁度正午でした。


さあ、ここから本格的なヒルクライムです。ぱっと見にはさっきまで来た道より緩やかに見えるのですが‥‥。


どうしたことでしょう。食べて体が重くなったのか?100mも進む度に足は重く動かなくなり、少し止まって息を整えては再びペダルを踏むのを繰り返します。あまりの貧脚に我ながら情けなくなりますね。


こんな山の上にあるのに大盛況の釣り堀。まあ、皆さん車かバイクっぽいですし。


振り返ってみても、滑らかな上りやすい坂に見えます。が、あとでルートラボで調べてみたら先の道の駅までとほぼ同じ傾斜角度でした。道の駅まで約1キロ、そこから峠までさらに2キロ、と言う感じなので完全に耐久力不足ですね。


その約2キロを、30分以上かけてようやく到着!(実際はもうちょっとだけ上りです)
奈良、大阪ではなく大和国、河内国となっているところが素晴らしい。


ここを古代から多くの人々が行き交ったかと思うと感慨深いですね。なお北が二上山、南が葛城山になります。どちらも子供の頃は親に連れられて何度か上ったことがあります。


とうちゃん、あれが大和国だよ‥‥(誰だお前)
とは言え、峠に辿り着いた人々の思いは皆同じだったのではないでしょうか。
次回奈良編!牡丹で有名な當麻寺(たいまでら)とその周辺を訪れます。


ここまでのルート

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