彼岸花が咲き始めたとのことで、明日香村を走ってきました。
奈良に住んでいた幼少期はよく目にしていた彼岸花ですが、大阪市内に移り住んでからは全く目にすることが無くなりました。
今回はちょっとコースを工夫し、桜井駅まで輪行してそこから談山神社行きのバスで山を登ることにしました。自力で登れるかどうか事前にルートを調査していたのですが、標高差500mといういことであっさり断念。200mで力尽きる貧脚には到底無理っす。
バスは1~2時間に一本しかなく、次までまだ1時間以上あったので先に安倍文殊院を訪れました。
『三人寄れば文殊の知恵』という格言がありますね。その語原である文殊菩薩がご本尊で、有名な快慶による像があります。もちろん撮影禁止なので公式サイトでどうぞ。菩薩と言いながら獅子に跨がる姿は武人の佇まいです。
当然拝観料がかかりますが、お茶菓子が出ます。ささやかですが嬉しいですね。
名前の通り、有名な阿倍仲麻呂に代表される安部一族によって建立されました。そう言えば、先に出たお菓子に五芒星が…安倍晴明もか! 『阿部』が『安部』になるのは平安以降だとか。ほうほう。
のんびりしていたらあっという間にバスの時間が迫ってきましたので、慌てて文殊院を後にします。
バスに乗るのは久しぶりです。昔はバスによって料金の払い方が異なるため初めての路線はビクビクものだったのですが、今はICカードで終わるので楽で良いですね。
同乗されたご老人方はスマホケータイを使われていたので、さらに進んでいます。
ああ、ヒルクライムは諦めて正解でした。右に左に蛇行しながら、どんどん登っていきます。
停留所に止まる度に、悲鳴を上げながら発進してますよ。
ってことで談山神社到着です。ここに至るまでバス停からさらに100mほど登りましたがそれでも息が切れました。
御祭神は中臣鎌子(後の藤原鎌足)。神社にしては珍しく入山料が必要です。
中臣鎌子は中大兄皇子と共に行った大化の改新で有名ですね。その功績で藤原姓を賜ったことが、後に強大な力を誇る藤原一族の始まりとなりました。
ここでようやく初彼岸花。山の斜面に点々と紅を咲かせています。
そこかしこに可愛らしいイラストが。絵心有りますねぇ。
宝物殿も公開されています。境内も相当に広いですし、入山料を取るだけのことはありますね。
わざわざ撮影OKですとありましたが、神様のお姿は控えさせて頂きました。これは普通の村人ですよね…?
最後に、有名な十三重塔です。いやぁ、見応え有る神社でした。
神社を辞して、山を反対側に下り明日香村へと向かいます。
その前に、もうちょっとだけ登るんじゃ(吐血)。
(続く)
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