さて、いつも通り阪急河原町駅までさくっと輪行です。
淡路で乗り換え待ち。天気はあいにくの曇りですが、雨予想は10%。
まだ10時前だと人影もまばらです(四条大橋等を除く)。見かけても観光客ばかり。
いつ来ても感心するのは、これだけ観光客が多いのに川の綺麗さがパーフェクトなことです。住民の意地を感じますね。繁華街の道路が悲惨なだけに‥‥。
京都市美術館到着。ここは、この後訪れる平安神宮に併設されています。
さすがに最終日前とあって人が多いです。
モネ展のチケット売り場は長蛇の列でしたが、ルノワール側でセット券を買える情報を前もって仕入れていたため、購入はすんなりすみました。
そしていざ入場。とは言え中はさすがに撮影禁止なので、あまり語れることも無し。
この写真で使われている、『テュイルリー公園』が一番素晴らしかったというくらいでしょうか。何か立体視みたいでパワーを感じました。ショップで売っていた複製画には全く感じませんでしたから、本物と偽物の違いって奴ですかね。
なお、有名な睡蓮シリーズ以降は抽象画っぽくてあまりピンと来ませんでした。彼も当時の画家に漏れず日本ブームにはまっていたのですが、自宅の庭に作らせた『日本風の橋』とか『しだれ柳』とか、説明文が無いと何の絵かわからないほど。
続いてルノワール展。この方もご覧の通り団扇なんか描いちゃったりしていますが、日本的なものはこの一枚だけでした。奥方に着物を着せた有名な『ラ・ジャポネーゼ』は今回は無し(ボストン美術館蔵)。残念。
こちらは風景画の多いモネと違い、ほとんどご婦人がモチーフです。いや、どれも‥‥その、ふくよかです(笑)。まあ、当時はそれが経済的余裕のある証で魅力の一つだったんでしょうね。有名な絵はみんなスリムなのに。
と、どちらも30分くらいで足早に駆け抜けてしまいました。絵に近づいて食い入るように見ている人達は、みな絵心のある方ばかりなのでしょう。あんなに近づいたら絵の具の凹凸しかわかりませんもの。印刷物を拡大してドットを見ているようなものです。
有名な『昼食後』では、中央のご婦人達を差し置いて端っこにいるこの紳士の方が印象に残っていました。煙草の吸い方が絵になってます(そりゃ絵だもの)。
芸術を十分堪能したら、そのまま平安神宮のお参り。参道ではマーケットが開かれていました。手作り雑貨が主みたいですが、和楽器バンドの演奏なんかもやってました。
何か‥‥だだっ広いだけですなぁ。
お参りを済ませ、御朱印頂いて退散しようとしたとき‥‥。
危うく、神苑(上図で境内の周りにある広大な庭園)なるものを見逃すところでした。入場料600円。しかし本日一番の当たり。
ふおおお‥‥。
癒されるッ!!
池にはカキツバタ。
ツツジはほとんど終わっていましたが、これだけ満開でした。
こんな種類も。
デジカメ持ってくれば良かったー。最近 iPhone でしか撮っていなかったけれど、やはり風景は光学望遠が無いと辛い。縦横比が変えられるのも大きい。
存分に堪能したら、東進して南禅寺。見ての通り紅葉の季節に来るべきですね。
有名な水道橋です。これは凄い‥‥。屋内の参観は有料ですが、これを含め外は無料ですので存分に楽しめます。
登ってみた! 結構深いし、流れも速い。落ちたら大変ですね。
なお道幅も狭いところは1m程度しかなく、柵もなし。
余裕で死ねる高さですが、下は墓地だから大丈夫です(何が!?)。
着いた先には小さなダムと発電所。自転車も置いてますのでここでUターン。
せっかくなので法堂も拝観。狩野派の屏風絵が多数展示されていました(撮影禁止)。
落ち着きますねぇ‥‥。
茶室もあり1時からお茶が楽しめます。あと10分ほどだったのですが、なぜかこのときは気が乗らず。もう体調が微妙だったのかも知れません。
少し北にある岡崎神社。
至るところにウサギが飾られています。ウサギは多産だからだそうです。ハイ、ここの御利益は主に子授け・安産ですね。
御朱印にもウサギ。東天王とは、都の東に築かれたということからだそうです。
今度は西へずーっと走って北野天満宮。
ここ、以前から一度来てみたかったんですよね。リスニングルームにチャージ代が500円かかったり(不要のカウンターもあります)、演奏がほとんどLPだったり(リクエスト可)、結構ガチでした。クラシックが好きなら、時間つぶしには最適です(短時間には向かない)。
日が傾く頃、気分も良くなったのでまた鴨川をライドして帰路に就きました。
もう納涼床も始まっていますね。本格的な暑さが来る前に、またどこか遊びに行きたいものです。
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